かりん工房

アッチアチのお天気だった昨日、水遊びをしようと渓流公園へ向かいました。

この渓流公園に初めて出掛けたのは7年前でした。
穴場的な場所だったこともあり、最初の頃はそれほど人がいなかったのですが
口コミで広まったのか、数年前から子供連れのご家族が非常に増えています。
ですから今は、みなさんの邪魔にならないよう気をつけなくてはなりません。
しかし、そんな心配など全く必要ないくらい
ここ数年、昔ほど水遊びをしなくなりつつあるかりんです。

以前のように、豪快な水しぶきをあげながら跳ねるように歩いたり
飛び散る水しぶきを食べようと、夢中になってパクパクしている姿は
とんと見られなくなりました。

足元だけ水に浸かりながら、賑やかに遊ぶ子供たちをじっと見ているかりん。
「ジャブジャブは、もう終わりなの？」と、拍子抜けしている母さんの耳に
「ワタシはいつまでも『お子ちゃま』じゃないのよ、母さん。」
ふと、そんな言葉が聴こえたような気がしました。

ウィスキーに「おまけ」でついてきた、大きな氷が作れる製氷皿。
最近、その大きな氷を入れたハイボールにハマっている母さん。
冷凍室から大きな氷を出し、ふと…かりんに見せびらかしてみたら
今までにないくらい、キラキラと目を輝かせました。

向かって右の、いつも食べている氷と比べたら、その大きさは一目瞭然。

いつもと違う大きさに、どうやって食べようかと思案しているようで
ペロペロ舐めてはガリッ、ガリガリ齧ってはペロペロ～。

かりんお得意（？）の、アシカ・ポーズで氷☆攻略に夢中ですが
結構、手こずっております。

こんな調子なので、1個食べきるまでに結構な時間がかかりました。
お陰で、長座布団の一部は融けた氷でビショビショ。
しかし、こんなに美味しそうに、楽しそうに氷を食べている姿を見ていると
また、大きな氷をあげてしまいそうです。

パソコンに向かっていた母さん。
ふと気配を感じて横を見ると、じーっと見上げるかりんの姿が。

時計を見ると、いつもの散歩の時間が近づいておりました。
しかし、わざと知らんぷり～。

すると、伸びをしながら、前足でカーペットを掘り掘りするような動作をし
これ見よがしに後足で横っ腹をカイカイ・カイカイ。
願いを聞き入れてもらえない時の、かりんの八つ当たり的行動です。
それでもまだ無視し続けると、とりあえずは諦めてくれますが
20分くらい経過すると、再び同じことが繰り返されます。
決してすぐには聞き入れない母さんと、かりんとの、休日のやり取りです。

この、煮え切らないような情けないような、何とも中途半端なかりんの表情。
一体何を思い、何をしようとしているのでしょうか？

この顔に、ピン！とこられた方は少なくないかもしれません。

そうです、散歩の合間のお仕事中でした。
調子に乗ってカメラを向けた母さん、かりんにムッ☆とされてしまいました。
失礼、失礼っ！

寝ていると思っていたかりんの尻尾が、パタパタパタ…と数回振られました。
実は起きていたのかと、そちらを見やると、気持ち良さそうに眠っています。

思わず尻尾を振ってしまうような夢を、見ていたのでしょう。
その夢の中に、母さんは登場したのでしょうか？
そうだったら、いいなぁ～。
そんなことを思いながら、かりんの寝顔を見つめておりました。

こんな些細なことに、ほっこりできるなんて！
母さんは幸せだなぁ～♪と、つくづく思う毎日です。