2月最後の土曜日、かりんを連れて母さんの実家へと向かいました。
お昼を食べようと思っていたお店の開店時間には少し早かったので
その近辺の公園で、時間調整のついでに散歩することにしました。
ここは墳墓群のある公園で、ここ最近、何度か足を運んだことがあります。
確か梅もあったはず…と思いながら車を停めて歩き始めると
満開とまではいかないものの、紅梅や白梅が可憐な花を咲かせておりました。
アップダウンのある公園は、かりん好みの重要な条件のひとつ。
布団を掛けたこたつの形に似た墳丘墓に駆け上がり
それはそれは満足そうに、しばらく眼下の景色を見渡していました。
梅の花をバックに、「梅とワタシ…どっちが可愛い?」とでも言いたげな顔。
はいはい!当然、あなたですっ♪
いつも通り
夕方、母さんが仕事を終えて帰宅すると、玄関にて尻尾フリフリ~♪
…とまではいかなくても、控えめな嬉しさを表現してくれるかりん。
しかし、昨日はソファーの上で眠っており、ちょこっと顔を上げただけ。
特段、具合が悪そうな感じはないものの、明らかにいつもと違う感じで
何だかぼんやりとした表情で、おまけに動きも緩慢。
一夜明けても同じような状態なら、病院へ連れて行こうと思っていましたが
幸いにも、翌日にはいつもの元気なかりんに戻っていました。
ほんの一時でしたが、もう少し歳を重ねたかりんの姿を垣間見たようでもあり…。
普段、何気なく、当然のように目にしているかりんの仕草や表情のひとつひとつが
とてもとても特別なものに感じられた母さんでした。
ゴロ~ン♪
かりんです!
母さんにナデナデしてもらっていると、なんだかキモチよくなってきて
ゴロ~ンしたくなっちゃうことがあります。
そんでもって、アタマをモシャモシャしたり、ポンポンをナデてもらうと
もっともっとウットリしちゃいます。
ワタシをナデナデしているときの母さんは、とってもうれしそう~♪
母さんのうれしそうなカオをみると、ワタシもうれしくなっちゃうので
きょうも、いっぱいゴロ~ンしちゃいました。
あしたもあさっても、たくさんゴロ~ンしてあげようっと。
言葉探し
先日のお休みに出掛けた公園で、3歳くらいの男の子を連れたお父さんに
「ワンちゃん、触らせてもらっても大丈夫ですか?」と声を掛けられました。
かりんの散歩をしていると、時折こんなふうに声を掛けられるのですが
実は母さん…いつも返答に困ってしまうのです。
かりんが誰に対してもフレンドリーで穏やかな性格であれば
「どうぞ、撫でてやってください!」と喜んで触っていただきますが
小さなお子さんに対しては、時としてガゥってしまうことがあるからです。
今でこそなくなりましたが、甥っ子が3歳から7歳くらいまでの間は
ちょっとしたことでガゥっておりました。
ちびっ子によくある、テンション高めの声や仕草で近づいて来られたり
自分と同じ目線にある瞳に、じぃーっと正面から見つめられることが
かりんにとってはとても心地悪く、小さな恐怖でもあるようです。
今回は、「もしかすると吠えてしまうかもしれないので…ごめんなさい」と
丁重にお断りしましたが、内心は申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
場合によっては大丈夫な時もありますが、他所のお子さんということで
必要以上に過敏になってしまいます。
「撫で撫でできる優しいワンちゃんもいるから…嫌いにならないでね!」
と心の中で呟きつつ、男の子に「ごめんねっ」と言いながら立ち去りました。
こういう時、相手を傷つけずに気持ちを伝えることのできる簡潔な言葉を
いつも探し続けている母さんです。
高齢健診 -2015年-
不意の絶食に、ほぼ諦め状態のかりんを昼前に病院へ連れて行きました。
検診は、午前の診察が終わり、午後の診察が始まるまでの間にされるので
病院で数時間の預かりとなります。
病院嫌いのかりんなので、病院での滞在時間を少しでも短くしようと
午後の診察が始まると同時に迎えに行き、結果の説明を受けました。
体重・体脂肪・血圧測定、血液検査、レントゲン検査、超音波検査に加え
途中でチビってしまったついでに、尿検査もしていただいておりました。
結果は…相変わらず、コレステロール値や肝臓の数値は標準超え。
尿の数値にも、ph(ペーハー)や尿中タンパクの異常が見られ
数値だけを見ると膀胱炎ですが、細菌や結晶によるものではない
突発性(原因不明)膀胱炎とのことでした。
以前にも同じような検査結果が出ていて、尿の異常所見が続いているため
今後、腎臓機能のチェックを行ったほうが良いと言われました。
以前から数値が高い傾向にあった肝臓については気に留めていましたが
加えて、腎臓についても気に留めておく必要が出てきました。
食欲不振と多飲多尿が見られ始めたら、気をつけなくてはいけないそうです。
まだまだ元気だと思っていたので、正直…少しばかりショックでした。
でも、気をつけるべきことがわかって、良かったと思わなくっちゃね。
ふと気づくと飼い主を追い越し、そして、数倍の速さで年齢を重ねていく姿に
「ずっとずっと一緒!」という気持ちを更に強くした、母さんです。