今シーズンも、もふもふで暖かい芝クッションが登場する時期となりました。
しかし、2012年に初登場してから3シーズンが経過し、ついにお役御免。
後任のクッション(長座布団)がやって参りました。
もしょもしょ毛足のスモーキーブルーが、冬の日本海の海面のようです。
そんな水面に揺られているうちに、かりんはおねむになるのでした。
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<ちょっぴり…母のこと>
母の友人K さん宅で昼食をご馳走になり、帰宅してからのこと。
早速、母はK さんにお礼の電話をしていました。
それから10分ほどして。
母:「K さんにお礼の電話をしなくちゃ。」
私:「さっき電話してたよ。」
母:「あら、そうだっけ?」
私:「忘れちゃうから、いつ何をしたかノートに書いておいたほうが良いよ。」
ノートを広げ、「○月○日、K さんにお礼の電話」と書く母。
それから更に30分ほどして。
母:「K さんにお礼の電話してないよね?」
私:「してたよ、ノートを見てみて。」
ノートを確認し、自分の字で書かれた文字を見ながら
母:「あら、やだ。」
最近の母は、こんな調子です。
何かにつけて、こんなやり取りが数回繰り返されます。
今春あたりから物忘れが酷くなり、何度も同じことを言ったり
何度も同じことを尋ねるようになりました。
現在、病院にかかり、週2回のデイサービスを利用し
周囲の方々に見守っていただきながら、独り暮らしを続けています。
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今まで月1回だった帰省も、夏以降は月3回となっています。
バタバタするので、かりんを連れて帰るのはそのうち1回だけなのですが
今週末は、一緒に帰る日です。
「かりんちゃん、太ったかね?」と、毎度のように言う母。
今回も、また…言うかもねっ。
埋もれる季節
今のところ、何とか暖房器具に頼ることなく過ごしているものの
朝晩は、着込んでいないと寒く感じるようになってきました。
『人生バラ色♪布団』と命名した母さんの冬用羽根布団の上に陣取り
しっかり埋もれている、ご機嫌顔のかりん。
ほっかほか&ふわふわで心地良いせいか、さっきからあくびの連発です。
「ふわぁぁ~♪」…見ている母さんにも、うつっちゃいました。
これからは、「犬、布団に埋もれる」姿がしばしば見られそうです。
また…来春
春から夏にかけてが花の盛り~と思ってしまいがちなのですが
しっとりとした秋の空気の中、ハーブ園は賑やかに彩られています。
競うように咲き誇る、母さんの背丈くらいのアメジストセージやチェリーセージ。
また、地面に沢山のライトを灯したかのような元気色のマリーゴールドたちが
さり気なくパワーを送ってくれているかのようでした。
今の季節、かりんの枯れ草色の毛色は景色に溶け込んでしまい
じっと動かなければ、遠目からは気づかないかもしれないような保護色です。
いつも、園内のドッグランではちょろっと走っただけでお終いのかりん。
気候のせいか、はたまたエネルギーが有り余っていたのか
クンクンと爆走を繰り返し、ドッグランの正しい利用を楽しんでおりました。
さて、お目目キラキラ☆でかりんが見つめる先には、ハーブ園のママさんが。
「ひとつだけ」のオヤツをもらった後、「もうひとつ」を期待しています。
でも、キッチリひとつでおしまいです。
ハーブ園の今年の営業は今月で終わり、再びの開園は来年の春となります。
かりんが期待するオヤツも、来春までおあずけ…だねっ。
☆10歳の誕生日☆
今年も、11月1日がやってきました。
ズラッと9個並んだ、母さん作の缶詰ケーキ。
これまで、このケーキの数だけかりんの誕生日を祝い
共に過ごしてきたのだと思うと
その年月の長さと重みと愛しさを、改めて感じます。
そして今日、10個めのケーキが加わりました。
10歳のケーキはボーン型。
毎度のことながら、目の前にあってもどこから食らいついて良いかわからず
まるで「母さん…食べやすくしてください」と念じるかのように見つめます。
そのうち、自分の中にあるワイルドな部分を何とか引っ張り出したようで
端っこに齧りついたものの、これ以上はGIVE UP!でした。
「これっぽっちもアイディアが浮かびません~」と母さんを悩ませちゃうくらい
これからも沢山のケーキを作らせて欲しいと、心から願っています。
生まれてきてくれて、ありがとう!
うちの家族になってくれて、ありがとう!
今、生きている!って感じさせてくれて、ありがとう!!
霜降のジャブジャブ
先週末も、良いお天気に恵まれました。
しかし、10月も終わりに近づき、気温は少しずつ下がってきており
この日は最高気温が18度ほどでした。
出掛けたのは、7月にジャブジャブ&かき氷を楽しんだ場所の対岸に当たる辺り。
薄着で出掛けてしまった母さんを横目に、水辺にどんどん近づくかりん。
「まさかね~、ジャブジャブしたりしないよね?」と思った次の瞬間。
はいっ……川の中へと一歩を踏み出してくれました。
「お~い、冷たくないの?」
「ねぇねぇ、そろそろ上がろうよ~」
そんな母さんの言葉も、かりんの耳には入りません。
そのうち深みにズボッとはまり、お腹までびしょ濡れになっちゃいました。
今まで、かりんには季節外れのジャブジャブの前例がいくつかあります。
ここ数年は、夏でもジャブジャブを楽しむことが少なくなっていたので
「やれやれ」と言いつつも、嬉しい気持ちになるのでした。