かりんと寝床を並べて寝ていた一階の和室で、主のいなくなった空っぽの寝床を横に敷き
そこにいたかりんを頭に思い浮かべながら、私は寝ています。
ある晩、そろそろ寝ようと和室に入ったら、ふと、強くハッキリとかりんのニオイがしました。
かりんがいなくなってからは、そのニオイはすっかり消えてなくなってしまっていたのに…。
次の瞬間、「あっ、今ここにかりんがいるんだ!」と思い、涙が出そうになりました。
…が、また次の瞬間、その種明かし(?)に気づいてしまった私。
でも、やっぱり気づかなかったことにしておきましょう。
今夜は、ラグの上にかりんが出現!
………なんちゃって~。
私がラグの上に指でチャチャッと描いたかりんでした。
じーっと見ていると、ふとこっちを向いてくれそうな、そんな気がしてきました。