あれから2年

かりんが旅立ってから2年が経ちました。
たった1年の違いではありますが、昨年の11月5日と今年の11月5日とでは
かりんを思い出す時の気持ちが明らかに違う気がしています。

旅立ってからしばらくは、母さんが思い出すのは寝たきり状態のかりんばかり。
元気だった頃のかりんは、介護状態のかりんで上書きされてしまったような感じでした。
その後、かのんを迎えてからは、目の前にいるかのんとの時間は少しずつ進みつつありましたが
やはり…かりんの思い出は介護のことが多くを占めていました。

しかし、今春あたりから、ふと思い出すかりんの姿が
変わってきたような、そんな気がしています。

今はかのんの行動や仕草を見て、「かりんは○○だったなぁ」
と、懐かしく思い出すことが多くなりました。
そして、そこには元気だった頃のかりんがいます。

かりん:13歳>

また、昨年の今頃は、かりんの記憶が薄らぎつつあるようで
焦りと申し訳なさとを感じていましたが、今はもう違います。
だって、元気だった頃のかりんをちゃんと思い出せるから。

かりん:14歳>

愛しのかりん♪
やっぱりあなたは、母さんにとって超絶可愛いワンです。
そして、今そばにいてくれるかのんにも感謝!

ローソファーで昼寝

母さんの部屋に置いてある、かのん専用の長座布団の上で寝転がっていることはあっても
Kちゃんの部屋にあるローソファーの上で昼寝をすることはなかったかのん

日中、Kちゃんの部屋では、床に敷いてあるカーペットの上で控えめな感じで寝ています。
かりんみたいにローソファーの上で寝たらいいのに…と、いつも思っていました。

ところが、最近、ローソファーの上で昼寝をする姿を目撃するようになりました。

少し肌寒くなってきたことや、家の中のいろいろなものにだんだん慣れてきたことで
ローソファーの心地良さにやっとこさ~で気づいたようです。

「いいぞ、いいぞ!その調子」なんて思いながら、母さんは眺めています。

しゅてき☆

かのんです。
かあさんは「カワイイね~」って、いつもいっぱいいってくれます。
でも、さいきんは「かのちゃん、しゅてき☆」っていわれることがおおいです。

なにをやっても「しゅてき☆」っていわれるから
うれしいような、てれくさいような、すご~くフシギなかんじ。

だから、きょうは「しゅてき☆」にふさわしく、キチンとおすわり。
かあさんったら、ワタシにメロメロだからこまっちゃうなぁ。

日々のパワーチャージ

ここ最近、ブログでの主役の座をばぁばに譲っていたかのん
いつもと違う出来事が起こっても、気にかかることがあっても
変わらずそこにいてくれるかのんの存在は、母さんの心の支えのひとつです。

かのんは元気いっぱいで、毎日を過ごしています。

オモチャ大好きで登場したキャベツのオモチャは、あまりにも好き過ぎて
巻いたキャベツの部分は、あちこちが破れたり毛玉ができたりして
かなりボロボロになってしまいました。
でも、原形は留めているので、まだまだ遊べそうです。

オモチャを見つめる姿は真剣そのもの。
そんなかのんの姿を見て思わず笑顔になったり、ほっこりしたりする時間が
母さんの日々のパワーチャージの時間なのかもしれません。

待つ…のみ

限られた場所で暮らし、日々の生活の中で自由にあちこち移動する習慣がなかったかのん
それに加えて、いまだに自力で階段を下りることができないこともあって
我が家に来て1年半となりますが、家の中でも行動範囲がかなり限られています。

なので、2階にある母さんの部屋とKちゃんの部屋を行き来しながら、日がな一日を過ごします。

そんな中、ふと見るとこちらの様子をじーっと見ている時があります。
きっと、「遊んでくれないかなぁ」とか「そろそろ散歩では?」などと思いながら
母さんたちの行動を観察しているのでしょう。

かりんは何か要求があると、前足でチャイチャイして積極的にアピールしていましたが
かのんはとても控えめで、そんなふうに行動で示すことはほとんどありません。

ひたすら待つ、待つ、待つ…のみ。
それ故、なんとなく健気に見えてしまって、ついついこちらが察してしまうのでした。